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手術について

硝子体注射(抗VEGF療法)とは

加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症などの黄斑浮腫に行われる治療で、現在ではこれらの疾患に対して行われるスタンダードな治療法です。

網膜の疾患により、黄斑(網膜の中心部分)に浮腫(むくみ)が生じると、ゆがみや中心暗点(真ん中が暗く見える)、視力低下などの症状が出現します。

これらの疾患では、体内のVEGF(血管内皮増殖因子)という物質が、新生血管の増殖や黄斑浮腫の悪化に関与していることがわかっています。

抗VEGF治療はこのVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することにより、黄斑浮腫を改善させ、病気の進行を抑制する治療法になります。

初回の治療後は、病気の状態を見ながら追加の注射を継続していくことが多いです。

硝子体注射 硝子体注射

治療対象疾患

治療の流れ

step1 step1
治療日2日前から感染症予防のため、抗生剤点眼をつけてもらいます。
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治療当日来院いただき、治療室にて、目の周りを消毒後、
点眼麻酔を行い、目を消毒します。
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抗VEGF薬を白目の部位から、硝子体内に注射します。
(注射自体は数秒で終わりますがStep2の準備に数分かかります。)
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眼帯をして終了です。
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治療後1週間は感染症を防ぐため、抗菌薬の点眼をしていただきます。
点眼消毒・麻酔 / 注射 点眼消毒・麻酔 / 注射

(イラスト出典:日本眼科学会 https://www.nichigan.or.jp

治療の注意点

費用

治療は保険適応です。
現在、抗VEGF薬には作用機序、作用期間が異なる薬剤が数種類あり、それぞれ費用が異なります。スタッフにお問い合わせください。